英語の洋書と絵本 ANNIE'S BOOKSHELF
CHRISTMAS BOOKS
1-11
Is That You, Santa?
The Christmas Story
B Is For Bethlehem: A Christmas Alphabet
The Story of the Nutcracker Ballet
The Nutcracker
A Family Christmas
The Snowman
Where Is My Broom?
Froggy's Halloween
What Is Halloween?
What Is Easter?
今日はクリスマスイヴ。ベッドに入るとベルの音が聞こえます。サンタなの? 違う、ママでした。ドスン!サンタなの?違う、パパでした。ガシャン! 猫でした。ムシャムシャ。パパとママでした。眠くなって次の日になったら・・。
文中の単語がかわいいイラストになっていて、読み聞かせてあげても、子供たちが自分で読んでもOK。Is that you, Santa? が繰り返されて、楽しみながら読めます。後ろの4ページを切り取ると24枚の単語カードが出来上がります。
昔ナザレの町に、大工のJosephと妻のMaryが住んでいました。ある日、天使からお告げがあります。”神の子が生まれますよ。” 二人はロバに乗ってベツレヘムの町に旅に出ます。馬小屋でbaby Jesusが生まれると、3人の王子と羊飼いたちも贈り物を持ってベツレヘムに向かい、共に誕生を祝います。
Long ago in a town called Nazareth, there lived a carpenter named Joseph and his wife, Mary.
One day, an angel came to see Mary. He said, "Mary, don't be afraid! I have come to tell you that you are going to have a baby, and your baby will be God's only son, who comes to save the world from evil."
クリスマスの絵本というと、サンタからプレゼントをもらうお話が多い中、これはキリストの誕生を描いたクリスマス物語。その有名なお話しが、ポップでかわいらしいイラストと共に易しい英語で綴られているから、毎年クリスマスのたびに大活躍。しかも、切り抜いて遊べる楽しい付録付きがうれしい。私の好きな降誕の讃美歌 ”神のみこは” を併せてピアノで弾いてみよう!
♪神のみこは~讃美歌 ピアノ:アニー
B Is For Bethlehem:
A Christmas Alphabet
Isabel Wilner
Illustrated by Elisa Kleven
★★☆ 絵本難易度
AからZまで、クリスマス物語を語ります。
A 's for Augustus, emperor of Rome,
Who decreed, "To be counted, let each man go home."'
B 's for Bethlehem, where Joseph must go.
There he takes Mary, a long way and slow.
AからZまで、1ページずつめくるとイエス・キリスト降誕のクリスマス物語が完成します。それぞれが韻を踏んだ美しい文章で、夢のあるイラストも素敵。
The Story of the
Nutcracker Ballet
Deborah Hautzig
Illustrated by Diane Goode
★★☆ 絵本難易度
(^^)/ お薦め
バレエ”くるみ割り人形”の絵本
クリスマスイヴの晩、マリーはドロッセルマイヤーさんからくるみ割り人形をもらいます。でも、弟のフリッツが壊してしまい、マリーは優しく手当てをします。その夜、客間に降りていくとねずみの大群が現れ、おもちゃたちと戦いを始めました。マリーがくるみ割り人形を救うと、人形は何と王子様の姿に! そして、マリーをお菓子の国に誘い、お城では金平糖の精に迎えられ、ロシアの踊り、中国の踊り、花のワルツなどが繰り広げられ・・・。翌朝、マリーはいつものベッドで目覚めたのでした。
有名なバレエ版のくるみ割り人形のストーリーが描かれた、クリスマスにぴったりの絵本。登場人物やおもちゃたちが皆トゥシューズを履いていて、まるでバレエの舞台を見ているよう。雪の降るクリスマスの森を超えて現れたお菓子の国はまさに夢の世界で、パステル調の優しいイラストが幼い子供たちにぴったりです。王子様はかわいらしいけれど、ドロッセルマイヤーさんはちょっと怖いかも。
これは洋書ではなくて、全音楽譜出版社のピアノの楽譜。ページをめくると、美しい挿絵付きの日本語のストーリーと楽譜が交互に出てきて、毎年クリスマスのたびに取り出して弾いているお気に入りの一冊。楽譜は一見するとシンプルでも、臨時記号が結構面倒。 "易しいピアノの絵本" と言ってもバイエルのようなわけにはいきません。でも、さすがチャイコフスキーの音楽! 絶妙な和音の連続が魅惑的で、このエキゾチックで大人っぽい曲想が大好き。
♪Waltz of the Flowers ~ くるみ割り人形
ピアノ:アニー
これは、英語バージョンのクリスマスソングを集めたCD。"Here Comes Santa Claus"、"Rudolph, the Red-Nosed"、"Joy to the World" など有名な18曲を収録。ミッキー、グーフィーたちの歌声が楽しくて、大人も子供も一緒に楽しめます。我が家では、クリスマスシーズンには毎年これをかけっぱなし状態。その中でも私のお気に入りは、 "The First Noel"。テンポの良い曲が多い中、これは大人っぽいバラード調。ボーイソプラノの男の子が高音を歌い上げるところがとにかく素晴らしくて、一緒に歌詞を口ずさみたくなります。
The First Noel
The first noel, the angels did say.
Was to certain four shepherds in fields as they lay.
In fields where they lay keeping their sheep.
On a cold winter's night that was so deep.
Noel,noel, noel, noel.
Born is the king of Israel.
受胎告知
レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な "受胎告知" が、東京国立博物館にやってくることになり、朝日小学生新聞の "遊んでアーティスト" のコーナーに楽しい課題が出た。原画のマリアと天使以外を自由に創作するというもの。オリジナリティな作品を朝小に応募したら掲載されたのでご紹介。
2つの絵をよく見て! 右は左の絵のパロディ。見事、レオナルドの作品の登場人物が勢ぞろいした "たのしい晩餐" が完成。
朝日小学生新聞 2007.
朝、目が覚めると雪でした。Jamesは外に出ると、大きなスノーマンを作り始めます。大きな体に帽子やマフラーをかけました。夜になると、スノーマンは家に入ってきて二人は楽しく遊びます。スノーマンは再び雪の中に歩き出すと、Jamesを連れて空を飛び・・・。降り立った森では、たくさんのスノーマンたちが楽しそうにパーティをしているではありませんか。やがて、別れの時がやってきます。翌朝Jamesが起きると、外には帽子やマフラーだけが残っていました。
A big, big body. A quick lunch--no time to stop! A big round head. Coal eyes, a tangerine nose, a hat and scarf and last of all---James drew a mouth with his finger. His snowman was finished.
1978年に出版されたイギリスのレイモンド・ブリッグズの絵本。物語の最後にスノーマンが溶けてしまい、初めは悲しいけれどやがてそれは温かい気持ちに変わります。絵本っていいなと思う瞬間です。英語はイギリス英語で、ファーザークリスマスはサンタクロースの事。
魔女のリジ―はほうきをなくしてしまいました。部屋にもキッチンにも居間にもありません。猫に聞いてみよう。でも庭にも木の上にもいません。すると、フュー!ほうきに乗った猫が下りてきて、リジ―を乗せてくれました。
"Is That You, Santa?" と同じシリーズ。文中の単語がかわいいイラストになっていて、楽しく読めます。家や庭にあるものの単語が学べる24枚のカード付。
カエルのフロギーはハロウィーンが待ちきれません。スーパーフロッグになろうか、それともおばけ、バンパイア? 決まったのはプリンス。あんまりかっこいいからプリンセスのフロギリアにキスされて、きゃぁぁぁ~。飛び跳ねてしまいます。家に帰ると、キャンディの袋に穴が開いていて中はからっぽ。そこでお母さんがくれたお菓子は・・・?
"Trick or treat, smell my feet. Give me something good to eat.
If you don't, I don't care--- I'll pull down your underwear!"
大うけして楽しく読めるハロウィーンの絵本だと思っていたら、アマゾンの海外の書評にこんなコメントを発見。”子供が幼稚園でフロギーのフレーズを繰り返して困った。ユーモアがまだわからない幼い子供たちには、トラブルになるのでは。” 確かにその通り。絵本の中では、ちょっとお下品なフロギーがパロディ版フレーズを練習しているのだから。最後にお母さんがくれた特製お菓子は、Chocolate-covered・・・flies!
今日はハロウィーン。”ハロウィーンって何?”と、子ねずみ。ねずみの親子は大きなカボチャを買ってくると、お母さんがカボチャをくり抜いて jack-o-lantern を作ってくれました。子ねずみは衣装を着て trick-or-treating へ出かけます。おいしいものをたくさんもらって家へ戻ると、”Boo!" いったい誰?
”Trick or treat, trick or treat, Give me something goo to eat."
どのページにも仕掛けがあって、子供たちが自分でドアや扉を開けられるようになっています。 ハロウィーンのお決まりのフレーズを繰り返していて読みやすく、毎年ハロウィーンの季節になると取り出していた一冊。
イースターて何でしょう。イエス・キリストが十字架にかけられた3日後に生き返ったことをお祝いする日です。そして、みんなで教会に行って、ごちそうを食べて、イースターエッグハントをします。
"Jesus has risen and lives again." キリストの墓の扉をめくると、天使が現れます。クリスマスやハローウィーンと共にキリスト教の大切なお祝いだけれど、日本ではまだあまりなじみがないイースター(復活祭)。海外の習慣が学べる仕掛け絵本シリーズで、楽しくお勉強しましょう。
イースターエッグの作り方
卵の底に小さな穴をあけ、中身を取り出しきれいに洗う。マーカーなどで好きな絵を描けば簡単にこんな素敵なイースターエッグが完成。